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半月板とは関節面に適合性を与え、衝撃を分散する繊維軟骨性の組織。

スポーツ活動で損傷する場合が多く、内側側副靭帯、前十字靭帯などの損傷合併を起こしやすい。

半月板損傷になると、階段を上り下りする時、あるいは膝を深く曲げる動作や膝を完全に伸ばした状態にしようとする時に膝に痛みが発生します。また、膝を伸ばしたり曲げたりする際に何か引っかかったような違和感を感じることもあります。

そんな半月板損傷の症状の中に、ロッキングと呼ばれる症状があります。ロッキングとは、激しい痛みとともに急に膝が動かなくなる症状です。初めて経験したときには、驚きと痛みでパニックになってしまう方もいらっしゃいます。しかし、このロッキングは決して珍しい症状ではありません。

ロッキングは、膝に強い衝撃や負担がかかることで発生する可能性があります。性別や年齢を問わずに起こる可能性があります。いきなり痛みとともに膝が動かなくなりますが、そのまま膝が動かなくなるということはありません。

落ちついてゆっくりと曲がる方向に膝を動かしてみます。半月板は、膝の関節に挟まっているだけなので、何度か動かすと外れてくれます。

半月板損傷は、膝関節に大きな外力が働き関節可動範囲を超えた屈曲(くっきょく)や無理な旋回力などが膝関節に働いたときに、膝内部の半月板が損傷してしまう疾患です。

次回はこの回旋力がどう働き、どう半月板が損傷するのか考えます。