ぎっくり腰
早め早めの治療が早め早めの治癒につながります!
起き上がりの急な腰痛、立ち上がりの急な腰痛、荷物を持ち上げた際の急な腰痛、一度は経験があるのではないでしょうか。そして「ぎっくり腰ぐらい」と容易に考えて医療機関にかからない方も多いのでは。
この「ぎっくり腰」実はタイプがありまして、通常よく発生するのが、全身の筋肉の疲労が原因で起こる筋、筋膜性の腰痛。そしてもうひとつが坐骨神経痛、脊柱管狭窄症、腰部ヘルニアなど神経症状を伴う急性期の腰痛です。
私達接骨院、鍼灸院などで従事するセラピストはこの2つの症状を見極めた上での施術が非常に大切になります。
全身の筋、筋膜の疲労による「ぎっくり腰」は筋疲労による筋など軟部組織の硬化により、急な動作が入った時に捻挫症状を引き起こし痛みが発生します。一方神経症状を伴う急性腰痛の場合、腰部ヘルニアであれば椎間板の異常、脊柱管狭窄症であれば脊柱管内の靭帯などの肥大、坐骨神経痛であれば坐骨神経が走行する部分の狭窄などの原因があります。
私達セラピストが施術をして症状改善の効果が期待できるのは筋筋膜性由来のぎっくり腰であり、神経原性のぎっくり腰は基本的に対診(整形外科での処置)が必要になります。
治療の技術も勿論大切ですが、この見極めを踏まえた上で施術を行うことが患者さんにとってもセラピストにとっても非常に大切な事なのです。当院のぎっくり腰治療は”受ければもうスタスタ何事もなかったように帰れる!”のような神がかり的な施術ではありませんが、施術を受ける、受けないでは治癒の期間が劇的に変化します。
ぎっくり腰は何度も繰り返される方も多く、今までは数週間以上治るまでに時間がかかったのに、1週間以内で治まったなど嬉しいお言葉をいただいております。
施術内容
背筋群の調整
広背筋、胸腰筋膜など表層の筋肉の調整。表層筋の緊張、硬化によりそこより深層にある腹膜、さらに深層に位置する腰方形筋への内圧が高まり硬さが広がってしまいます。よってこの浅層筋の治療が「ぎっくり腰」の治療への第一歩と当院では考えております。
僧帽筋下部の調整
腰部の伸展に大きく関わる筋。胸椎と腰椎の境目付近に位置して、痛みの出やすい箇所。
腰方形筋の調整
骨盤と背骨をつなぎ止める重要な筋。左腰方形筋、右腰方形筋のアンバランスにより緊張、非緊張の筋を生み重量物などの負担により筋のネジレを発生しやすい。慢性の腰痛の治療などにもこの部位の施術は必然。
大腰筋の調整
ぎっくり腰症状で「深いところからうずく」「側方からうずく」などの症状がある場合はこの筋の緊張、さらには緊張を通り越してネジレが発生してないか注意を要する筋。腰部でもかなり深層にある筋でお腹から施術します。
腹直筋の調整
大腰筋などに連動する筋、大腰筋より浅層に位置する。大腰筋との連動した動きが筋の硬化などにより阻害されて場合、疼痛が発生。表層からの硬さが深層にある大腰筋にも影響を及ぼす。
肩甲胸郭関節の調整
肩甲骨まわりの調整。腰痛には関係ないように一見しますが、実は重要な部位。この部位の調整により、表層の背筋群の緊張を緩めさらに深層にある腰方形筋などの状態を改善させます。
腹膜の調整
腹筋群の一部が交わる。腹膜の緊張によるアライメント異常が深部筋の状態に影響する。腰部深部筋、腹部深部筋との関係が強く「ぎっくり腰」の治療には特に重要な部位。
施術代金
急性の場合保険施術が行える場合があります。症状をお聞きしてお伝えし施術にあたります。