交通事故にあってしまった場合に、身体へのケガや車のキズは賠償対象ということは、皆様ご存知かと思います。
ただ、車に乗せていたり、持ち運んでいたスマートフォンやパソコンといった物品が損傷することがあります。
そのような物品の補償は受けられるのか?
また、補償を受けるための手続き方法は、どうすればいいのか?
についてお答え致します!
「物品」の破損被害の賠償は相手の任意保険から受けれます!
交通事故では、人がケガをしたり、車が壊れるだけではなく、車の中にあった物や身につけていた物品が壊れてしまうことがあります。事故で物品が壊れた場合、修理代などを加害者に支払ってもらうことができます。
原則として、新しい物と交換してもらうのではなく、お金で賠償してもらうことになります。交通事故の賠償金は、保険を利用することで被害者に支払われることが一般的です。交通事故で利用される保険は、「自賠責保険」と呼ばれる自動車を利用する人が必ず加入しなければならない保険と、自動車の利用者が各々任意で加入する自動車保険(任意保険)です。「物品」に生じた被害は、自賠責保険を利用することができず、任意保険から賠償を受けることになります。
補償を受けるために必要な事
交通事故に限らず、一般的に物品の補償をしてもらうときは、
①購入金額
②購入年月日の情報
以上が必須となります。
年月日については、日にちまでは詳細に記憶していなくても、
最低でも何年前に購入したかという情報は必要となりますので、必ず確認をしましょう。
実際の鑑定金額の査定方法
スマートフォンやパソコンが壊れた場合、交通事故が起きた時点での時価を限度に賠償金が支払われます。購入金額が支払われるわけではないことに注意しましょう。修理が不可能な場合や、修理費が時価を超える場合は、買取り金額が賠償金の限度となります。修理が可能で時価を超えない場合は、修理費が賠償されます。
また、交通事故が起きたときに身に着けていた衣類や腕時計などが壊れた場合も、時価を限度に賠償を受けることが可能です。ブランド品や高級腕時計などは、
「時価がどの程度なのか」
「そもそも本物なのか」といった点をめぐって、保険会社と争いになることがあります。購入した時の領収書や修理見積書、壊れていない場合の買取査定額、鑑定書などを示して交渉するとよいでしょう。